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建築レポート
今回の建築レポートは介護仕様について考えてみました。
年齢と共に介護について考える機会も増えていくのは誰もが同じだと思います。
介護と言っても自分自身や配偶者・パートナーはもちろんですが、お互いの両親の高齢化がきっかけとなることが多いのではないでしょうか?
そろそろ両親の介護の準備をしたい・・
両親に介護が必要になったら同居しようと考えている・・
誰もがそんな状況になる可能性がありますし、お怪我やお体を崩されるといったきっかけの場合は突発的に起こりかねません。
体が思うように動かなくなった時にまず最初に不便に思うことは、トイレとお風呂ではないでしょうか。
元気なうちはこの二つは1人で行うことが出来ますが、体が思うように動かなくなれば生活しやすいように手すりをつけたり、
1人で出来ない場合は1人で入るところに介助人と共に2人で入る必要性がでてきます。
そこで今日はトイレに絞って、介護仕様にするポイントを3つまとめてみましたご紹介したいと思います。
1)手洗い器を別にした洋式トイレ
体に不自由がある時は和式トイレよりも足腰への負担が少ない洋式トイレの方がスムーズです。
そして大切なのが手洗い器です。手洗い器が便器に付属されているものは高齢者にとって手を奥まで伸ばす必要があり、転倒の可能性もありますので
手洗い器は別にするほうが賢明です。
また、現在和式トイレをお使いの方は洋式トイレに変更するだけのリフォームであれば1~3日程度で終えることも出来ます。
しかし洋式から洋式へのリフォームより高価になり、タンクレスをご採用の場合は便器だけでもそれなりの金額となりますので、
心の準備はしておきたいものです。
2)広さの確保
戸建ての場合、一般的なトイレ空間のサイズは【奥行き180センチ×幅80センチ】の約0.5坪ですが、
介護用となると、【奥行き160センチ以上×幅120センチ】の約0.75坪が一般的なサイズとなります。
車いすや介助者との同伴を考えた時に狭すぎないように注意が必要ですし、手洗い器や収納スペースによっては
それ以上の広さが必要になることも考えられますので、要介護者・介護者が気持ちよく使えるよう状況に応じて適切な広さを確保しましょう。
3)バリアフリー対応・間口を広く
つまずきやすい高齢者や車いすにも対応する為には、バリアフリーにする必要があります。
入口のちょっとした段差は高齢者にとってはとても危険ですし、衛生面からも早めに対応したいものです。
また間口を広く取ったり、入口を内開きから外開きや引き戸に変更することで出入りしやすくなり、介護者もスムーズに介助できます。
リフォームの場合、下記のようなリフォーム方法もありますので参考にしてみてください。
・押し入れトイレ(押し入れをトイレにリフォームする)
・トイレの移動や増設(要介護者の寝室に近いところに移動or増設)
また、リフォームにかかった費用の一部は介護保険や各市町村で実施している助成等もありますので
ケアマネジャーや工務店など専門的な知識を持った方と相談することが大切です。
そしてリフォームを進めるにあたり大切なのは、要介護者だけの為のリフォームではなく、介護者の事も考えたリフォームにすることです。
要介護者の意見を一番に考えるのはもちろんですが、介護する側も気持ちよく出来るような気づかいがあればお互いが気持ちよく過ごすことが出来、
リフォームによって双方が「自分の居場所」をより快適な場所にすることが出来ます。
介護仕様の新築住宅や介護リフォームを検討されている皆様にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
また「今まで考えた事なかった」という方はちょっと未来を見据えてみた時に、必要性を感じた時に目線を変えてみるきっかけになれたら嬉しいです。
そして少し早めにご家族で話し合ってみてはいかがでしょうか?
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